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【初心者向け】産業廃棄物収集運搬業の許可申請手順を対話形式で解説!

許可申請の流れについては産業廃棄物収集運搬業許可申請(新規・更新・変更)のページで紹介していますが、今回はさらに詳しく、対話形式で説明します。
タイトルにもある通り、【初心者向け】の内容です。
詳細は、申請先の各都道府県のサイトや窓口でご確認ください。

登場人物

イーウィルさん(許可取得を考えている事業者さん)
行政書士ノブカワ(許可申請の専門家)

1. 講習会の受講

イーウィル: 「まずは講習会を受けるってことですね。どんな内容なんですか?」

ノブカワ: 「産業廃棄物の適切な取り扱い方法や法律について学ぶ講習会です。これは公益社団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)が実施していて、修了証を取得しないと許可申請ができません。」

イーウィル: 「どれくらいの時間かかるんですか?」

ノブカワ: 「新規許可申請の場合は2日間の講習を受ける必要があります。更新の場合は1日ですね。」

イーウィル: 「なるほど、まずは講習会の申し込みから始めるわけですね。」

2. 必要書類の準備

イーウィル: 「講習会が終わったら、次は書類の準備ですね。どんな書類が必要なんですか?」

ノブカワ: 「主に以下の書類を準備します。」

  • 講習会修了証
  • 登記事項証明書(法人の場合)
  • 定款の写し
  • 財務諸表(直近3年分)
  • 運搬車両の写真・車検証の写し
  • 使用契約書(車両がリースの場合)

イーウィル: 「結構たくさんありますね…。財務諸表も必要なんですか?」

ノブカワ: 「そうですね。事業の継続性や安定性を証明するために、経理的基盤がしっかりしていることを示す必要があります。申請者が個人か法人かによって必要書類は異なります。また、各都道府県で様式が異なります。詳細は申請先の各都道府県のサイトで必ず確認しましょう。」

3. 申請の提出

イーウィル: 「書類がそろったら、どこに提出すればいいんですか?」

ノブカワ: 「事業を行う都道府県の担当窓口に提出します。もし複数の都道府県で運搬する場合は、それぞれの自治体に申請が必要です。」

イーウィル: 「申請には費用がかかるんですか?」

ノブカワ: 「はい、申請手数料は約81,000円(都道府県によって異なる)かかります。」

4. 審査と現地確認

イーウィル: 「審査ってどんなことをチェックされるんですか?」

ノブカワ: 「事業計画の妥当性や、運搬車両の設備が適切かどうかなどを確認されます。場合によっては現地調査が入ることもあります。」

イーウィル: 「現地調査って、どんなことを見られるんですか?」

ノブカワ: 「例えば、車両の保管場所が確保されているか、廃棄物の取り扱いに関する知識があるか、経理的基盤が安定しているかなどですね。」

5. 許可証の交付

イーウィル: 「審査に通ったら、すぐに許可証がもらえるんですか?」

ノブカワ: 「通常は1〜2か月ほどで許可証が交付されます。これで正式に産業廃棄物収集運搬業を始められますよ!」

イーウィル: 「やっとスタートラインに立てるわけですね!」

いかがでしたか?

産業廃棄物収集運搬業を始めるなら、まずは講習会を受けて、必要書類を準備し、許可取得の準備を進めましょう。

講習会の予約は1~2か月先まで埋まっている場合があるので、早めの予約をお勧めします。また、申請自体に予約が必要な自治体があるので、そちらの予約も忘れずにしましょう。

イーウィル行政書士事務所では、書類作成はもちろん、これらの予約やスケジュール調整もすべて承っております。

分からないことがあれば、いつでも相談してくださいね。