前回までの記事を日付順に読んでいただくと、産業廃棄物収集運搬業許可申請の大体の流れをつかんでいただけるかと思います。
今回は、許可申請を提出した後の補正連絡がテーマです。
今回、次回と2回にわたってお伝えしてまいります。

登場人物
- イーウィルさん(許可取得を考えている事業者)
- 行政書士ノブカワ(許可申請の専門家)
補正連絡って何?
イーウィル: 「先生、産業廃棄物収集運搬業の許可申請って結構書類が多いですよね。提出したらすぐ許可がもらえるんですか?」
ノブカワ: 「残念ながら、そういうわけにはいかないんです。申請書類に不備や不足がある場合、自治体から補正連絡という通知が届くことがあります。」
イーウィル: 「えっ、そうなんですか!?どんな内容の連絡なんですか?」
ノブカワ: 「例えば、『登記事項証明書が古いので、新しいものを提出してください』とか、『財務諸表の記載に誤りがあるので修正してください』といったものですね。」
補正連絡を受けたらどうする?
イーウィル: 「補正連絡が届いたら、すぐに対応しないとダメなんですか?」
ノブカワ: 「はい、指定された期限内に修正・追加の書類を提出しないと、申請が遅れる原因になります。補正を放置すると、最悪の場合、申請が却下されることもあるので注意が必要ですよ。」
イーウィル: 「それは困りますね…。どう対応すればいいんですか?」
ノブカワ: 「まず、自治体からの連絡内容を正確に確認して、どの書類に問題があるのかを把握します。それから必要な書類を準備し、期限内に提出することが重要です。」
イーウィル: 「そういうときって、どこで書類を取得すればいいんですか?」
ノブカワ: 「書類によりますが、登記事項証明書なら法務局、財務諸表なら税務署で取得できます。」
補正連絡を防ぐには?
イーウィル: 「補正連絡をもらわないようにする方法ってありますか?」
ノブカワ: 「もちろんあります!例えば、以下のポイントを押さえておくと補正連絡を受けるリスクを減らせます。」
✅ 書類を提出する前に細かくチェックする(誤字脱字や記載ミスを防ぐ)
✅ 最新の書類を用意する(登記事項証明書などは発行から3ヶ月以内のものを使用)
✅ 自治体ごとのルールを事前に確認する(提出方法や書類の様式が異なることがある)
イーウィル: 「なるほど、事前にしっかり確認すればスムーズに許可が取れるんですね。」
ノブカワ: 「そうですね!でも、補正連絡は申請経験がないと気づきにくいポイントが多いので、専門家に相談するのがベストですよ。」
次回は具体例を解説!
イーウィル: 「先生の話を聞いて、補正連絡って意外とよくあることなんだなと思いました。でも、具体的にどんなミスが多いんですか?」
ノブカワ: 「いい質問ですね!次回は、補正連絡の具体的な事例を詳しく紹介します。例えば、『財務諸表の記載ミス』『運搬車両の情報不足』など、実際にあったケースを取り上げて対策を解説しますね。」
イーウィル: 「それは助かります!やっぱり行政書士に頼んだほうが安心ですね。」
ノブカワ: 「その通り!行政書士なら、書類のチェックから補正対応までスムーズにサポートできます。無駄な時間をかけずに許可を取得したいなら、専門家に任せるのがベストですよ!」

いかがでしたか。
どんな仕事でもそうだと思いますが、自分ひとりで「これで大丈夫!完璧だ!」と思っても、どこか見落としていることってあるかと思います。
次回は具体例も取り上げますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。