1. はじめに
イーウィル:「ノブカワさん、次は広島県での申請をお願いしたいんです。広島市内の現場で廃材が出る予定でして」
ノブカワ:「広島県ですね。ここは他県と比べても“独自の運用”が多い県なんですよ。書類の扱い、提出方法、審査の進め方など、細かい部分でクセがあるので、最初に全体像を押さえておくとスムーズです」
広島県は中国地方の中心都市であり、産業廃棄物の排出量も多い県です。そのため、審査は丁寧で、書類の整合性や現場の安全性を重視する傾向があります。
また、広島市が政令指定都市であるため、「県申請」と「市申請」が混在する」という点も、実務者がつまずきやすいポイントです。
2. 広島県の申請制度の特徴
2-1. 提出先は「広島県知事」か「広島市長」かで分かれる
イーウィル:「提出先は県でいいんですよね?」
ノブカワ:「広島県は政令市の“広島市”があるので、ここが分岐点になります。
県内全域で運搬するなら広島県知事宛ですが、広島市内のみで収集運搬を行う場合は広島市長宛になります」
広島市は独自の条例や審査基準を持っているため、
- 県申請
- 市申請
で必要書類や審査の流れが微妙に異なります。
申請前に事業区域を明確にすることが最重要です。
申請先について、詳しくは広島県のサイトをご覧ください。
2-2. 標準処理期間は「約60日」。ただし補正が入ると延びやすい
ノブカワ:「広島県の標準処理期間は約60日です。ただし、補正が入ると延びやすい県なんですよ」
広島県は書類の整合性を重視するため、
- 登記事項証明書
- 定款
- 事業計画
- 車両書類
などの記載に少しでも矛盾があると補正が入ります。
そのため、実務者の間では
「広島は補正が入りやすい県」
と言われることもあります。
2-3. 書類は県指定様式。位置図・写真の添付は必須
広島県では、
- 事務所の位置図
- 事業場の位置図
- 外観写真
- 出入口の写真
など、現場を示す資料を重視します。
ノブカワ:「広島県は“現場の安全性”を丁寧に確認する県です。位置図や写真は、審査官が現場をイメージできるレベルで作る必要があります」
2-4. 電子申請は一部導入。紙申請との併用期間が続く
広島県では電子申請が一部導入されていますが、
紙申請との併用期間が続いているため、完全オンライン化はまだ先です。
ノブカワ:「電子申請を使っても、結局“紙の補正”が必要になることもあります。現状は紙申請が主流ですね」
3. 実務者が気を付けたいポイント
3-1. 公的書類は「発行日から3か月以内」
広島県では、
- 登記事項証明書
- 納税証明書
- 住民票(個人事業主の場合)
などの公的書類は発行日から3か月以内のものが必要です。
ノブカワ:「広島県は“書類の鮮度”に厳しい県です。古い書類を添付すると即補正になります」
3-2. 郵送申請は不可。窓口持参が原則
広島県では、
郵送での申請は受け付けていません。
ノブカワ:「広島県は“窓口持参”が原則です。書類の確認をその場で行うため、郵送は不可なんです」
そのため、
- 事前予約
- 担当部署の確認
- 持参書類のチェック
が重要になります。
3-3. 正本をファイリングして提出(副本は任意)
広島県では、
正本を左綴じでファイリングして提出
するのが基本です。
ノブカワ:「書類一覧の順番に並べて、見出しを付けておくと審査官が確認しやすくなります。補正も減りますよ」
副本は任意ですが、控えとして作成しておくと便利です。
3-4. 位置図・写真は丁寧に作る
広島県は、
- 道路幅
- 出入口の安全性
- 周辺施設との距離
- 車両の出入り状況
などを細かく確認します。
ノブカワ:「広島県は“現場の安全性”を重視する県なので、位置図・写真の精度が低いと補正が入ります」
Googleマップのスクリーンショットだけでは不十分な場合もあります。
3-6. 事前相談を活用すると補正が減る
広島県は事前相談に丁寧に対応してくれる県です。
ノブカワ:「事前相談で“ここを詳しく書いてください”と言われた部分を補強しておくと、補正が大幅に減ります」
特に、
- 事業計画
- 車両の使用権原
- 位置図・写真
は事前相談で確認しておくと安心です。
4. おわりに
ノブカワ:「広島県は、書類の整合性や現場の安全性を丁寧に確認する県です。だからこそ、準備をしっかりしておけばスムーズに進みます」
イーウィル:「なるほど。位置図や写真を丁寧に作って、書類の整合性も確認しておきます」
ノブカワ:「そうですね。広島県は“丁寧な準備がそのまま審査スピードに直結する県”です。事前相談も活用して、補正を最小限に抑えましょう」
弊所での申請に関してはこちらをごらんください。申請について相談したい場合はこちらまでお気軽にどうぞ。
最後までご覧いただきありがとうございます。
