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【初心者向け】廃棄物とは?

私たちが生活していくなかで、必ず出しているもの。
それは廃棄物、いわゆる「ごみ」です。

1. 廃棄物とは何か?
2. 廃棄物の分類について
3. 廃棄物の処理方法
この記事では、3点についてわかりやすく説明いたします。

1. 廃棄物とは何か?

廃棄物とは、使用が終わり不要になったものや処分しなければならないものを指します。日常生活や産業活動の中で発生するものであり、適切に管理し処理することが求められます。廃棄物の処理方法は環境への影響を考慮しながら決定され、リサイクルや焼却、埋立などさまざまな手法が用いられています。

2. 廃棄物の分類について

廃棄物は、排出源や性質によって大きく「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分類されます。

  • 一般廃棄物: 主に家庭やオフィスなどから排出される廃棄物を指します。例として、家庭のゴミ(生ごみ、紙くず、プラスチック容器など)や事業所から出る通常の廃棄物があります。市区町村が収集・処理を担当しています。
  • 産業廃棄物: 企業や工場、建設現場などの事業活動に伴って排出される廃棄物です。これには、汚泥、廃油、廃酸、動物のふん尿、がれき類など、特定の処理が必要なものが含まれます。産業廃棄物は法律に基づき適切な方法で処理される必要があります。

例えば、
住んでいる人が自ら張り替えた後、処分する畳→一般廃棄物
家屋の解体現場から出てきた、処分される畳→産業廃棄物
同じ畳でも「事業活動に伴って」というところがポイントですね。

3. 廃棄物の処理方法

廃棄物は環境負荷を最小限に抑えつつ、安全に処理されています。主な処理方法は以下の通りです。

  • リサイクル: 資源として再利用できる廃棄物は、分別・加工され、製品の原料として再活用されます(例:紙や金属、プラスチックの再生利用)。
  • 焼却処理: 可燃性の廃棄物は焼却され、熱エネルギーの回収や無害化が図られます。
  • 埋立処分: リサイクルや焼却が難しい廃棄物は、環境基準に適合した最終処分場に埋め立てられます。

廃棄物の種類や特性に応じて適切な処理方法が選ばれ、環境保護と資源活用のバランスが考慮されています。
解体された建物のがれきなどを想像してください。
トラックの荷台いっぱいのがれきがそのまま埋め立てられるわけではなく、分別・加工→再利用や無害化という過程を経て、利用できない最後の数パーセントが埋め立てられるのです。

冒頭にも述べましたが、ごみは人が暮らしていくなかで必ず出るものです。
ゴミを減らす、再利用する、出さないようにする…
出す側の私たちも、できることはやっていきたいですね。