講習会についてはさきの記事(【2025年最新版】産業廃棄物収集運搬業の講習会とは?内容・費用・受講方法を徹底解説!)でイメージをつかんでいただけたかと思います。
今回は必要書類の準備について解説します。
法人が東京都へ申請する場合を例としてます。改正や変更があることも多いので、詳しくはそれぞれの自治体へ確認してください。

登場人物
- イーウィルさん(許可取得を考えている事業者)
- 行政書士ノブカワ(許可申請の専門家)
1. 許可申請に必要な書類とは?
イーウィル: 「先生、東京都で法人が産業廃棄物収集運搬業の許可を申請する場合、どんな書類が必要なんですか?」
ノブカワ: 「東京都では、法人が申請する場合、以下の書類を準備する必要があります。自治体によって細かい違いがあるので、事前に確認することが大切ですよ。」
基本書類
- 許可申請書(東京都指定の様式)
- 講習会修了証(公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターの講習会受講後に取得)
- 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)
- 定款の写し(事業目的に「産業廃棄物収集運搬業」が含まれていること)
経営の健全性を示す書類
- 財務諸表(直近3期分)
- 法人税の納税証明書(直近3年分)
- 確定申告書の控え(個人の場合)
使用車両に関する証明
- 車検証の写し(事業に使用するすべての車両)
- 運搬容器や荷台の写真(飛散・流出防止措置が施されているか確認)
- 使用権限を示す書類(賃貸契約書やリース契約書など)
事務所や保管場所に関する書類
- 賃貸契約書や所有権証明書
- 事務所および駐車場の見取り図
法人役員等の身元確認書類
- 住民票(本籍地記載のもの)
- 登記されていないことの証明書(法務局で取得)
2. 書類の取得方法
イーウィル: 「これだけの書類を集めるのって大変そうですね…。どこで取得できるんですか?」
ノブカワ: 「確かに手間はかかりますが、事前に準備すればスムーズに進められますよ。以下の場所で取得できます。」
- 法務局 → 登記事項証明書、定款の写し
- 税務署 → 法人税の納税証明書
- 自治体の環境局 → 許可申請書の様式
- JWセンター → 講習会修了証
- 運輸局 → 車検証の写し
3. 書類の提出時の注意点
イーウィル: 「書類を提出するときに気をつけることってありますか?」
ノブカワ: 「いくつかポイントがあります。」
✅ 最新の書類を用意する(登記事項証明書などは発行から3ヶ月以内のものが必要)
✅ 記載ミスや漏れがないか確認する(不備があると再提出になる)
✅ 自治体ごとのルールを確認する(東京都独自の提出様式があるため、事前に公式サイトで確認)

いかがでしたか?
「自分でもできそう!!」と思った方も多いかと思います。
ただ、ご自身で申請される方は必ず各自治体のサイトなどで確認してくださいね。
参考 東京都のサイト→東京都環境局の公式ページ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。